倉敷市,肛門外科,消化器内科,内科,内視鏡検査,ジオン注射

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肛門外科・消化器内科・内科
岡山県倉敷市幸町5-41

便秘外来

便秘とは・・・

「便秘」とははっきりとした定義はありません。
排便が順調に行えない状態を便秘といいます。
毎日排便があっても排便で困っていれば便秘ですし、1週間に1回の排便でもすっきり排便されており特に困ったことが無ければ便秘ではありません。
便秘で困っている方はとても多く年齢とともに増加します。
女性ホルモンは腸の動きを抑える働きがあります。
女性に便秘が多いのはこのためです。
一口に便秘といっても実はいろんなタイプの便秘があり、タイプごとに適切な治療があります。
実は全く逆効果だった!という可能性もありますので一度診察を受けてみてください。

便秘の種類

便秘には主に以下のようなものがあります。

痙攣(けいれん)性便秘

便秘と下痢を交互に繰り返し強い腹痛があることもあります。
ストレスなどが原因で、便を下に送り出す働きの腸のぜん動運動が過剰に運動してしまい、腸が痙攣状態になってしまうために便が進めなくなり起こる便秘です。若年者や中年者に多い傾向があります。

弛緩(しかん)性便秘

最も多い一般的な便秘です。加齢や運動不足などが原因で、大腸の筋肉がゆるみ、ぜん動運動が活発に行われないために起こります。便がスムーズに流れず、長時間腸内に便が滞留したために便の水分が腸壁から吸収されて便が硬くなり、排便しづらくなります。
高齢者に多い傾向があります。

習慣性便秘

忙しいなどの理由で、毎日便意を感じたときに排便をガマンした結果起こる便秘です。トイレに行くのをガマンしていると直腸の感覚が鈍くなり、だんだん便が出そうになるのがわからなくなります。そうすると直腸で便の水分が吸収されてしまい便が硬くなってしまう便秘です。直腸性便秘とも呼ばれています。

薬剤性便秘

薬の副作用により便秘になることがあります。
原因となる薬剤には、制酸薬・抗コリン剤、抗うつ剤、パーキンソン病治療薬、麻薬(モルヒネ製剤、リン酸コデイン)、咳止め・風邪薬、喘息の薬(気管支拡張剤)などがあります。

器質性便秘

癌などで大腸が狭くなり、便が通りにくくなったために起こる便秘です。多くは手術の対象となります。

便秘の検査

以下の検査を行って診断をします。

問診と腹部の診察
便秘の状態の問診と腹部の触診や打、聴診などにより腹部を観察します。
腹部レントゲン検査
大腸内のガスや便の貯まり具合を調べます。
大腸内視鏡検査
大腸ポリープや大腸がんが便秘の原因でないかどうかを調べる検査です。
便潜血検査
幼児や高齢者の場合、大腸検査に先立って便の検査を行います。

便秘にはいろんなタイプがあり、それぞれ適切な治療が求められます。
長期間刺激性の下剤を常用すると大腸メラノーシスという大腸粘膜が真っ黒になる状態を発症しさらに便秘になります。
一度診察を受けて、正しい知識を身に付け適切な治療を受けましょう。